進行再発子宮体癌に対するレンバチニブ・ペムブロリズマブ併用療法における 前治療レジメン数は治療効果に影響するのか~単施設における21例の使用経験から~

書誌事項

タイトル別名
  • Impact of the number of prior systemic treatment lines on lenvatinib and pembrolizumab combination therapy for advanced or recurrent endometrial cancer:Experience from a single institution in Japan with 21 cases
  • シンコウ サイハツ シキュウタイ ガン ニ タイスル レンバチニブ ・ ペムブロリズマブ ヘイヨウ リョウホウ ニ オケル ゼン チリョウ レジメンスウ ワ チリョウ コウカ ニ エイキョウ スル ノ カ : タンシセツ ニ オケル 21レイ ノ シヨウ ケイケン カラ

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説明

レンバチニブ(lenvatinib)とペムブロリズマブ(pembrolizmab)の併用療法(Lp療法)はプ ラチナ製剤投与後の進行再発子宮体癌の二次治療として期待されるが,前治療レジメン数とLp療法の 治療効果と安全性について検討したデータは乏しい.2022年1月から2023年9月までに当科でLp療法を 施行したプラチナ製剤投与歴を有する進行再発子宮体癌21例を対象とし,治療効果と有害事象につい て後方視的に検討した.全体の奏効率は43%(CRはなくPR 9例),観察期間中央値は9.3カ月で無増悪 生存期間の中央値は未到達であった.全21例のうち,前治療レジメン数が1または2の症例は13例 (62%),3レジメン以上の症例は8例(38%)であり,それぞれを1・2L群,3L群と定義した.二群間 で臨床背景や観察期間に差を認めなかった.1・2L群と3L群におけるLp療法の奏効率はそれぞれ30% と63%,(P=0.20),無増悪生存期間の中央値はそれぞれ未到達と11.4カ月(P=0.99)であった.全 症例の有害事象は,高血圧や甲状腺機能異常を高頻度に認め,Grade3以上の有害事象として免疫 チェックポイント阻害剤関連心筋炎,腫瘍感染,急性胆嚢炎,消化管穿孔,腸管瘻を1例ずつ認めた. 有害事象の発現は二群間で差を認めなかった.以上から,Lp療法は前治療レジメン数が多い症例に対しても治療効果を期待できると考えられた.〔産婦の進歩76(3):222-228,2024(令和6年8月)〕

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