ジュニア体操選手における橈骨遠位端骨端線損傷患者の特徴

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タイトル別名
  • Characteristics of junior gymnasts patients with distal radius epiphysiolysisy
  • ジュニア タイソウ センシュ ニ オケル トウコツエンイ タン ホネ タンセン ソンショウ カンジャ ノ トクチョウ

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説明

<p>ジュニア体操選手における橈骨遠位端骨端線損傷患者の特徴を人口統計学属性と全身関節弛緩性,手関節機能面から検討した.対象は,ジュニア体操選手18 名の36肢(年齢12±2歳)とした.評価項目は,年齢,身長,体重,体操開始年齢,競技歴,競技レベル,Joint laxity test,橈骨遠位端骨端線損傷の重症度分類,手関節の背屈柔軟性,握力とした.橈骨遠位端骨端線損傷の有無で二群間を比較した結果,橈骨遠位端骨端線損傷を認めた選手は年齢と身長が有意に高く,競技歴が有意に長く,手関節背屈柔軟性が有意に低かった.また,ロジスティック回帰分析の結果,手関節背屈柔軟性の低下が選出された. このことより,体操選手の橈骨遠位端骨端線損傷の予防には,手関節背屈の柔軟性が重要となる可能性が示唆された.</p>

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