書誌事項
- タイトル別名
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- "丁₁"和"丁₂"
- "チョウ ₁"ワ"チョウ ₂"
- On the "le1" and "le2" in Chinese
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抄録
本稿ではなぜ1つの文に“了”が2回使えるのか、またなぜVの後ろの“了”が省略可能なのか、について考察した。筆者は“了”は1回は形態論レベルでVの語尾として用いられ、1回は構文論レベルで文末に用いられ、両者は異なる文法レベルで異なる働きをしているので、同一文中に同時に使えると考えている。また、Vの後ろに用いられる“了”が省略できるのは、構文論レベルでの“了”が上位概念にあるからであると考えている。さらに本稿では最後に前述した“了”の問題の延長戦にあるものとして、彭利贞(2007/2009)で“情态句”としている“了”を用いる文について考察した。その結果、そういう文においても、やはり“了”の内的な時間構造の意味を保っているので、決して「モダリティ」を表すのに使われているわけではないことを明らかにした。
収録刊行物
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- 語学教育研究論叢
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語学教育研究論叢 29 39-55, 2012-03-16
大東文化大学語学教育研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050298433142610688
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- NII論文ID
- 40019709400
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- NII書誌ID
- AN10065440
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- ISSN
- 09118128
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- NDL書誌ID
- 024703585
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles