火成岩の多様性と形成過程に関する概念変容の分析 : 高等学校の選択地学における実践を例に

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タイトル別名
  • Analysis of Concepts about the Diversity of Igneous Rocks and Their Formation : Examples from Selected Earth Science Classes in Upper Secondary School
  • カセイガン ノ タヨウセイ ト ケイセイ カテイ ニ カンスル ガイネン ヘンヨウ ノ ブンセキ コウトウ ガッコウ ノ センタク チガク ニ オケル ジッセン オ レイ ニ

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抄録

<p>高等学校2学年を対象として,火成岩の分類と結晶分化作用の授業の前後に火成岩の多様性とその形成過程がどのように生徒に認識され概念構造が変化するのかを,コンセプトマップ法を用いて調べた。その後,引き続いて,ある生徒のコンセプトマップを考察させる授業実践を行ったところ,結晶分化作用の概念や,マグマ中で鉱物が晶出後に集まり岩石になるという形成過程についての概念が確立された。これをいくつかの概念系に分けて検討したところ,分類についての概念が減り,成因についての概念が増加し,階層的なコンセプトマップから自由度の高いコンセプトマップへと変化が見られ,成因について理解させる学習によって結果的に火成岩や鉱物の個々の知識の位置づけが明確になった。</p>

収録刊行物

  • 理科教育学研究

    理科教育学研究 46 (1), 61-68, 2005-09-01

    一般社団法人 日本理科教育学会

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