質問の順序効果の2種類型 : 位置の効果, 位置と質問の交互作用効果

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タイトル別名
  • シツモン ノ ジュンジョ コウカ ノ 2 ルイケイ イチ ノ コウカ イチ ト シツモン ノ コウゴ サヨウ コウカ
  • Two Types of Question-Order Effects : Position Effect, Interaction Effect of Position and Question

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抄録

調査票調査で複数の対象をある観点から評価させるとき,質問の順序効果が様々な形で生じることが知られている。本稿の目的は,効果の検定方法や対象の評価方法に関わる統計学的な観点から,過去の研究で示された種々の効果を類型化し,各類型の特徴を明らかにすることである。2個の質問に2個の回答カテゴリーがついた最も単純なケースにしぼって検討した結果,種々の効果は「位置の効果」と「位置と質問の交互作用効果」に大別できること,位置の効果はMainland-Gartの方法で,位置と質問の交互作用効果はHills-Armitageの方法で検定できることが明らかにされた。最後に,スプリット・バロット法による調査で,以上の各類型の効果が観察されたとき,どんな集計方法で各対象の評価を行うべきかが検討された。

調査方法論

質問の順序効果

位置の効果

位置と質問の交互作用効果

identifier:SO005200001003

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