1950年代の池辺陽の著作にみる伝統論

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  • 1950ネンダイ ノ イケベ ヨウ ノ チョサク ニ ミル デントウロン

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1950年代の池辺陽の伝統論において,最も多く主張された内容は〈使い方や構造の合理性に基づいた伝統の応用〉であった。これに次ぐのが〈形や感覚による伝統把握への批判〉,〈伝統建築成立の背景・プロセス理解の重視〉であり,これらの主張は相互に関連する内容となっていた。一方,〈伝統規格再検討の提案〉は1957年以降に集中して見られた。これは池辺が1958年にモデュールに関する論文を発表したことが影響していると考えられる。

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