現代中国社会に於ける末端組織

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タイトル別名
  • ゲンダイ チュウゴク シャカイ ニ オケル マッタン ソシキ
  • Smallest Unit of the Society in Modern China

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抄録

Departmental Bulletin Paper

現代中国社会は組織化された社会であり、国民はいずれかの末端組織に所属している。中央・地方組織から末端組織に至るまでの組織には核があり、それが中国共産党の各組織である。核は国民を政治的・思想的・組織的に管理し、国民に思想改造を実施することによって末端組織の結束・強化を図って来た。末端組織は閉塞性・精神性・拘束性・消極性・脆弱性という特徴を具え持っている。毛沢東時代の前期にはこの組織は機能したが、後期には弱化し、ポスト毛沢東時代に入ってからは崩壊しっつある。中国共産党は社会主義体制の枠内で、末端組織の建て直しに必死になっているが、徹底た再構築を迫る国民をどう誘導するかが問題である。

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