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- 竹村 健一
- 市立大町山岳博物館
Bibliographic Information
- Other Title
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- 大町市周辺に露出する大町テフラ層について(その1)
- オオマチシ シュウヘン ニ ロシュツ スル オオマチ テフラソウ ニ ツイテ(ソノ 1)
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Description
大町市東側には,鷹狩山や大峰地域など標高800~1,000m の山地が南北に連なっている.これらは小起伏面を形成しており,大峰面群(小林・平林,1955;仁科,1972 など)と呼ばれている.この面は更新世初期に形成されたといわれており(加藤ほか,1989),この面上には更新世中期以降の火山活動による大町テフラ層が10m 以上の厚さで堆積している.大町テフラ層については,これまでに数多くの研究者がこの地に調査に入り,研究成果を報告している(小林ほか,1969;信州研究グループ,1969;中谷,1972;平林,1984;植木,2001 など).著者は,大町市周辺において報告されている露頭の有無を確認するために調査を行った.露頭がすでに存在しなかったり,詳細な記載がないため位置やテフラ層を特定できなかったり、誤認していると思われる露頭もあった.一方,報告がない新しい露頭を確認した.本稿では,数年前からあったと思われるが,詳細な報告がなくテフラ層が揃っている大変良好な露頭について報告する.現時点で大町テフラ層の模式地となりうる露頭であり,記録を残す意義は大きい.
Journal
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- Bulletin of the Omachi Alpine Museum
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Bulletin of the Omachi Alpine Museum 9 (0), 27-32, 2024
Omachi Alpine Museum
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390302701944679040
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- NII Book ID
- AA12805670
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- ISSN
- 24321680
- 24239305
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- NDL BIB ID
- 033449747
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL Search
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- Abstract License Flag
- Disallowed