グラファイト含有耐火れんがの熱伝導度の理論的解析

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タイトル別名
  • Theoretical Analysis of Thermal Conductivity of Graphite-containing Refractory Brick
  • 翻訳論文 グラファイト含有耐火れんがの熱伝導度の理論的解析
  • ホンヤク ロンブン グラファイト ガンユウ タイカレンガ ノ ネツ デンドウド ノ リロンテキ カイセキ

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抄録

炭素-アルミナ-細孔系,炭素-アルミナ-炭化ケイ素-細孔系および炭素-アルミナ-シリカ-細孔系の耐火物れんがに対する熱伝導度が計算された。提案された熱伝導モデルは,粒状物質を含有する 2 相系固体に対して以前開発された熱伝導モデルを拡張したものである。 3 相あるいは 4 相系モデルは耐火れんがの微構造を反映し,グラファイトのc軸に平行と垂直な方向でそれぞれ最小と最大の熱伝導度を予測することができる。計算値はアルミナ量と細孔量の関数として炭素-アルミナ-細孔系の 3 点の熱伝導度内にプロットされた。グラファイトのc軸に垂直な耐火れんがの熱伝導度はアルミナ粒子と細孔の体積割合の増加にともない減少した。この計算結果は高い熱伝導度を持つグラファイトの体積割合の減少によって説明される。実測値は計算で示された範囲内で測定され,計算値の最小と最大の熱伝導度の平均値は実測値に非常に近い値を示した。

収録刊行物

  • 耐火物

    耐火物 65 (5), 205-212, 2013-05-01

    耐火物技術協会

参考文献 (6)*注記

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