2歳児保育室の環境構成の変化と保育者の役割の変容Ⅲ:SCATを用いた混合研究法による一考察

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  • 2サイジ ホイクシツ ノ カンキョウ コウセイ ノ ヘンカ ト ホイクシャ ノ ヤクワリ ノ ヘンヨウ(3)SCAT オ モチイタ コンゴウ ケンキュウホウ ニ ヨル イチ コウサツ

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抄録

本研究では2歳児保育室における環境構成を変化させることで、保育者の環境構成に対する意識や子どもとのかかわりがどのように相互作用しながら変化していくのかを明らかにしていくことを目的とする。これまで、研究ⅠとⅡにおいて、環境構成を変化させることによって保育者の周りにいる子どもの数が減少し、環境の変化によって保育者と子どもとのかかわりに子ども理解、視線の用い方、保育者の移動場面で意識の変容が明らかとなった。そこで、次に、保育者自身が保育環境の変化による保育者の意識のあり方の変容について明らかにしようと考えた。具体的には、環境構成変更前後に保育者に保育実践の差異について半構造化インタビューデータを実施、そこで得た言語データをSCAT で分析し、保育者の意識の変容を明らかにしようと考えた。その結果、保育者が子どもの発達に即した環境の必要性を強く意識し、子どもが主体的に遊ぶ環境構成の重要性を感じていることが明らかになった。

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