IABP装着患者への看護実践に焦点を当てたシミュレーション教育の実施

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タイトル別名
  • Simulation-based education focusing on the application of practical nursing to patients with intra-aortic balloon pumping
  • IABP ソウチャク カンジャ エ ノ カンゴ ジッセン ニ ショウテン オ アテタ シミュレーション キョウイク ノ ジッシ

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抄録

目的:IABP装着中の患者への看護実践に関する研修を実施し、受講者の満足度、学習度、実践の変化を明らかにすることであった。<br>方法:経験の浅いICU看護師を対象に、シミュレーション教育方法を用いたIABP装着患者への看護実践に関する研修を実施し、アンケート調査と半構成的面接を実施した。<br>結果:対象は6名で、研修後の満足度、その要因として事前学習資料、デブリーフィング、2度目のシミュレーション、フィードバックについては、6名全員が「満足である」「まあ満足である」と回答した。学習度については、6名がIABPアラームの「原因を探索する知識」「対応のための知識」が深まり、「対応スキル」が向上し、「状態理解」「呼吸・循環観察の知識」が深まり、「体位変換スキル」が向上した。研修3か月後、ほぼ全員のIABP装着患者対応への困難感が減り、思考・行動レベルでの良い変化が認められた。<br>考察:対象者の満足度・学習度は高く、事前学習、ファシリテーターの関わり、行動の変化の3つが重要であったと考える。

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