特集 郵便局を国民の手に 第2章:「(株)全特」の爆弾

書誌事項

タイトル別名
  • 「(株)全特」の爆弾
  • カブ ゼントク ノ バクダン
  • 「(株)全特」の爆弾
  • 特集 緊急提言!郵政民営化 郵便局を国民の手に--郵貯は消滅、それが国富だ
  • トクシュウ キンキュウ テイゲン ユウセイ ミンエイカ ユウビンキョク オ コクミン ノ テ ニ ユウチョ ワ ショウメツ ソレ ガ コクフ ダ

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抄録

田中が地元商工会議所の会頭を務める新潟県上越市は、まだ秋だというのに肌を刺すような寒さだった。40代の小太りの男は、「ライター」と書かれた名刺を差し出し、かつては特定局長だったことを明かすと、こう切り出した。 「このままじゃ、特定郵便局はもたない。野垂れ死にします」 特定局を取り巻く環境は、日に日に厳しくなっていた。

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