The status of feral raccoons in Shimane Prefecture, Japan (II) : Presnt status (2014 to 2017), development of the specific trap, GPS tracking, effect of rearing and introduction of trained dog for detection

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  • 島根県におけるアライグマの生息実態(2) : 2014~2017年度の生息実態,錯誤捕獲防止わなの開発,行動追跡調査およびアライグマ探索犬の導入による効果
  • シマネケン ニ オケル アライグマ ノ セイソク ジッタイ(2)2014~2017ネンド ノ セイソク ジッタイ,サクゴ ホカク ボウシワナ ノ カイハツ,コウドウ ツイセキ チョウサ オヨビ アライグマ タンサクケン ノ ドウニュウ ニ ヨル コウカ

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アライグマ(Procyon lotor)の生息数を低減させるために,捕獲個体のモニタリング調査,錯誤捕獲防止わなの開発,GPS発信機による行動追跡およびアライグマ探索犬の訓練と評価を行った。モニタリングの結果,捕獲個体の半数以上が0歳であって,妊娠率は2歳以上で82%に達した。また,胃内容物からは,サワガニ,ヤゴ,ブドウ,トウモロコシやカキが多く検出された。錯誤捕獲防止わなについてはその構造を開発したものの,アライグマ自体の捕獲効率(CPUE)が低かったため改良の必要があった。行動追跡調査の結果,メスの1.61~3.54km2に比べて,オスは14.39~18.84km2と広い行動圏を示した。また,昼間は森林帯や空き家で休息して,夜間は畑や果樹園,水域を利用していた。アライグマ探索犬の導入区の捕獲効率は,非導入区と比較して同程度であった。このように,アライグマは農作物に依存しつつ,森林から水辺に生息する小型動物類を採食していた。

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