農業水路における環境DNA調査の適用性と環境DNAの拡散距離

書誌事項

タイトル別名
  • Applicability of Environmental DNA Research and Diffusion Distance of Environmental DNA in Agricultural Canals
  • ノウギョウ スイロ ニ オケル カンキョウ DNA チョウサ ノ テキヨウセイ ト カンキョウ DNA ノ カクサン キョリ

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説明

<p>農林水産省農村振興局鳥獣対策・農村環境課による環境DNA分析技術を利用した生物調査結果を取りまとめた。調査は全国10地区で2019~2021年の灌漑期と非灌漑期に実施され,採捕調査との比較を通じて環境DNA調査の現場適応性や活用方法を検討した。環境DNA分析の適用性は魚類で高く,採捕調査の補足的,簡易的手法になると考えられた。両生類は調査地区や時期により環境DNA検出に差が見られ,非灌漑期に主に陸上で生息する種の検出に影響するため,調査時期に注意する必要がある。環境DNAの拡散距離を推定した結果,採水サンプルは採水地点から上流1,500~2,000m区間に生息する個体を反映すると推察された。</p>

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