サトイモ品種‘媛かぐや’の定植方法が親芋形状と大きさに及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- サトイモ ヒンシュ'エンカグ ヤ'ノ テイショク ホウホウ ガ オヤイモ ケイジョウ ト オオキサ ニ オヨボス エイキョウ
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説明
‘媛かぐや’は,‘たけのこ芋’と‘唐芋’の人工交配及び胚培養により個体を作出し,系統選抜により育成したもので(品種登録2010年3月17日),従来のサトイモとは食味や食用部位等が異なる親芋用サトイモ品種である。主な食用部位である親芋について,青果向けでは,消費者が持ち帰りやすく,一回の調理で消費しやすいコンパクトさが求められ,加工向けでは,大きくて収量が高いことが求められる。そこで,青果向け栽培方法として,マルチの有無と種苗形態,定植時期による影響を,加工向け栽培方法として,マルチの有無と種苗形態による影響を検討した。その結果,青果向け栽培では,6月定植とセル苗利用とマルチ除去なしの組合せが青果向け安定生産につながると示唆されるが,加工向け栽培では,明確な方向性を示唆できなかった。
収録刊行物
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- 愛媛県農林水産研究所企画戦略部・農業研究部研究報告
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愛媛県農林水産研究所企画戦略部・農業研究部研究報告 (14), 41-44, 2022-03
松山 : 愛媛県農林水産研究所企画戦略部・農業研究部 = Ehime Research Institute of Agriculture