直腸癌術後に発症した直腸精囊瘻の1例

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タイトル別名
  • A Case of Seminal Vesicle-rectal Fistula Occurred after Surgery for Rectal Cancer
  • チョクチョウ ガン ジュツゴ ニ ハッショウ シタ チョクチョウセイノウロウ ノ 1レイ

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抄録

<p>症例は68歳,男性.Ra直腸癌に対して腹腔鏡下低位前方切除術が行われ,病理診断はpT3(SS)N2aM0 pStage III bであった.術後経過良好で,術後6日目から経口摂取開始.術後14日目にドレーンを全抜去.術後15日目に発熱と気尿出現.その後の精査により,直腸精囊瘻が判明した.絶食と高カロリー輸液による管理が行われ,術後65日目に直腸精囊瘻の閉鎖を確認した.直腸精囊瘻は直腸切除後の合併症としては比較的稀であり,本症例は保存的治療により治癒しえたため,文献的考察も加えて報告する.</p>

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