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- 澤田 真理子
- 倉敷中央病院小児科
書誌事項
- タイトル別名
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- Dialysis catheters for blood purification therapy in neonates
- シンセイジ ケツエキ ジョウカ リョウホウ ニ オケル トウセキヨウ カテーテル
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説明
<p>血液浄化療法を施行するには,安全に留置・管理でき,治療中断のないバスキュラーアクセスの確保が重要である。とくに新生児では,カテーテルの穿刺・留置技術の習熟,患児に合わせた留置部位・先端位置の選択・調整,カテーテルの管理方法などに新生児に適した管理を要する。なかでも,透析用カテーテルの選択は極めて重要である。一方で,新生児における透析用カテーテルに関するデータは非常に少ない。米国では,新生児に透析用カテーテル7Fr を使用するよりも,中心静脈カテーテル6Frを代用する方が合併症の発症率が低く,安定して透析を行うことができると報告された。また,欧州では,中心静脈カテーテル4 〜5Fr の代用が主流となっている。国内では,透析用カテーテル6Frが市販され,国内では新生児血液浄化療法を安全に実施できる状況にある。ただし,おおむね体重2kg 未満の児では,中心静脈カテーテルの代用が必要である。</p>
収録刊行物
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- 日本急性血液浄化学会雑誌
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日本急性血液浄化学会雑誌 15 (1), 2-7, 2024-12-01
特定非営利活動法人 日本急性血液浄化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390020984103117952
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- NII書誌ID
- AA1250004X
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- ISSN
- 2434219X
- 21851085
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- NDL書誌ID
- 033560176
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可