「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」についての臨床医の認識

書誌事項

タイトル別名
  • Clinical Doctors’ Understanding of “Guidelines for the Human Genome and Gene Analysis”
  • ヒトゲノム イデンシ カイセキ ケンキュウ ニ カンスル リンリ シシン ニ ツイテ ノ リンショウイ ノ ニンシキ

この論文をさがす

抄録

<p> 【目的】遺伝性疾患の診療と研究を行っている医師が、「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」をどのようにとらえているか現状を把握する。【方法】対象:A病院において遺伝子解析研究実施経験があるか、または今後実施する可能性のある臨床医33名。方法:郵送法による自記式質問紙調査法【結果】倫理指針の制定により、倫理基準が明確になったことは評価されていた。「海外との共同研究」「インフォームド・コンセント」「遺伝カウンセリング」「研究実施前提供資料等の利用」において、現場で研究対象の多様性にどのように向き合うか、診療と研究の両立をどのように図るのかなどの実際の運用上の課題が明らかになった。【結論】倫理指針運用上の具体的なマニュアルおよびシステムの構築が必要であり、医師の認識を理解した上で、患者の立場にたつという看護職の役割を見直すことが重要である。</p>

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ