切ばりプレロード工法 : 計画時及び施工時の留意点とその効果
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説明
根切り山留め工事を安全に, しかも経済的に施工するために, 著者らで開発した切ばりプレロード工法は開発後4か年でかなり普及をみた。即ち, 日本建築学会の調査によると, 3段切ばり以上の深い根切り山留め工事では, 約80%の利用率で採用されていることが明らかとなった。このような急速な普及のため, 本工法を十分に理解することなく採用するケースが時々見受けられる。実情に合わない計画や, 不注意な施工によっては, 本工法の採用が逆効果となることもあり, 本工法のメリットを完全に発揮することができない。このため本稿は, 切ばりプレロード工法についてその基本的な考え方を説明し, 本工法の採用に当たって計画上, 施工上の留意事項について紹介している。更に, 三井生命大阪ビルの施工時に測定された本工法の効果についてその概要を述べ, 本工法の正しい理解を徹底させ, 根切り工事から事故を絶滅することを目的として紹介しているものである。
収録刊行物
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- 土質工学会論文報告集
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土質工学会論文報告集 21 (3), iv-, 1981-09-15
土質工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1540009770351283584
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- NII論文ID
- 110003914718
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- NII書誌ID
- AN00173174
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles