LNG地下貯蔵タンクに関する基礎的研究(第2報) : 80KL超低温液体地下貯蔵槽冷却実験
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説明
液化天然ガスの地下貯蔵そうの建設は歴史も浅く, 解決すべき問題点が少なくない。そこで, 液シールを兼ねた断熱材の開発, く(躯)体の熱応力の算定方法の確立, 周辺地盤の凍結に伴う諸現象の解明などを目的として, 80KLの鉄筋コンクリート製超低温液化ガス貯蔵そうを築造し, 冷却実験を行なった。この実験からつぎの推論が得られた。(1)凍結前線の進行については実測値と計算値とが比較的よく合致した。(2)凍結膨張圧については凍結速さを考慮した凍結膨張率を用いると実測値と計算値とがよく一致することがわかった。(3)熱応力については実測値は計算値より小さくその比は1/2~1/15程度であった。(4)断熱材に液シールを兼ねさせることには問題があったが, さらに開発すべき余地は残している。
収録刊行物
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- 土質工学会論文報告集
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土質工学会論文報告集 16 (3), vi-, 1976-09-15
土質工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1540291245327815168
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- NII論文ID
- 110003913804
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- NII書誌ID
- AN00173174
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles