自重沈下が著しい地盤の圧密沈下に対する一考察
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説明
近来, 埋立てが終了した地盤を早急に利用したいという要望が高まり, 従来まで工事の対象外とされていた埋立て直後の超軟弱な地盤を直ちに地盤改良し, 敷地を造成する工事が出件されるようになった。今回スラリー輸送によって埋立てされた約4万m^2の区画を, 埋立て終了後直ちに盛土を行って, 下水処理場の建設用地を造成する工事を行ったが, その際, 超軟弱な埋立て層を対象として一連の沈下測定を行った。まず盛土開始に先立って行った土質調査により, 埋立て層は自重による圧密が未終了の状態にあると判断されたので, 盛土に伴う埋立て層の実測沈下を, 自重による圧密を考慮した圧密理論を適用して検討した。その結果, 埋立て終了時を原始状態とみなした場合の計算値と実測沈下は比較的よく一致することを示した。
収録刊行物
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- 土質工学会論文報告集
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土質工学会論文報告集 21 (3), iii-, 1981-09-15
土質工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1540291245327993088
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- NII論文ID
- 110003914711
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- NII書誌ID
- AN00173174
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles