2215 ダム仮締切工事における水中不分離性マスコンクリートの施工(施工)

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抄録

ダム仮締切の構造は,ボックス型鋼矢板と中詰コンクリートを一体化させて湖水を半円形に締切るものであり,仮締切底部に止水や揚圧力対策を兼ねた将来構造物の基礎として,台座コンクリートを水中不分離性コンクリートにより施工した。台座コンクリートはマスコンクリートとなることから,温度ひび割れや凝結時の熱膨張の影響が懸念されたため,事前の試験練りや温度応力解析による材料および配合の選定と,液体窒素によるプレクーリングを実施した。また,構造物におけるコンクリート温度および鋼矢板のひずみ等による計測施工を行った。本稿では一連の検討結果や施工結果について取りまとめた。

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