明治のころの小学校における色彩教育
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- 緒方,康二
- 夙川学院短期大学美術科
書誌事項
- タイトル別名
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- Color Education in Elementary Schools in the Meiji Era
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説明
1873年に登場した「色図」は, 日本における色彩教育のはじめての試みである。「色図」は, 当時アメリカで盛んであったオブジェクト・レッスンのためのウイルソン掛図を, 直接的に取り入れたものであった。この「色図」教育は1881年頃に終わり, 以後長いあいだ, 色彩教育は空白のままとなった。1900年代の初頭にいたり, 海外留学から帰国した白浜徴によって, 再びアメリカにおける色彩教育システムが導入されることになる。白浜がアメリカに留学の途についた1900年代の初頭は, アメリカでさまざまな色彩教育システムが登場した頃でもあった。『新定画帖』(1910)にみられる白浜の色彩教育システムは, フローリッヒとスノーによる『美術教育テキスト』(1904)に準拠したものといわれるが, プラングの『カラー・インストラクション』(1893)の影響も認められよう。白浜の色彩教育法は, 明治時代をこえて長く適用されている。
収録刊行物
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- 日本色彩学会誌
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日本色彩学会誌 11 (2), 101-112, 1987-09-01
日本色彩学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1540291245369434496
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- NII論文ID
- 110001708708
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- NII書誌ID
- AN00313976
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles