水稲品種の草型と施肥法について

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水稲の多収をはかる場合は一般に多肥栽培を余儀なくされるが,その場合病害虫の発生,倒伏その他種々の因子が収量構成要素を束縛する芦め多くの問題が残されている。これらの問題を,水稲品種と組合わせて施肥法の変化に対して現わす反応を追究した試験例は少ない。佐賀県に普及している水稲の奨励品種については名品種の一般特性から大凡の栽培技術が地溝別に標準化されているが,厳密には品種の特性を活かした施肥法は確立されていない。これは施肥法に対して品種が示す特有の反応が充分検討されていないためと考えられる。よって安全多収牽得ようとする場合にはその品種のもつ特注に合致した施肥法が確立されなければならない。このことから,昭和34∴35年にかけて試験方法はやや異るが施肥法が水稲品種の草型の相違におよぼす影響について検討した。その結果,大体の傾向が得られたのでここに報告する。

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