構築物の日陰による日照時間の減少が水稲の生育に及ぼす影響
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説明
構築物が南北方向に位置する西側の圃場において,構築物の日陰による日照時間の減少が水稲の生育に及ぼす影響の範囲と内容について明らかにした。1.秋分の日の日照時間が9時間以上の地点では,水稲の生育に差がなかったが,9時間以内の地点では日照時間が短くなるほど生育に対する影響が大きかった。2.日照時間が短い地点では茎数,穂数,籾数が少なく,乾物重が小さく,葉身,得とも生育が軟弱であった。3.日照時間が短い地点では出穂期,成熟期が遅延し,玄米の品質が低下した。4.日照時間9時間以上の地点に対するそれよりも短い日照時間の地点の収量比率は日射量比率と有意な相関を示し,両者の関係は一次式で示された。
収録刊行物
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- 日本作物学会九州支部会報
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日本作物学会九州支部会報 33-36, 1982-12-10
日本作物学会九州支部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1540291245393591552
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- NII論文ID
- 110001785556
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- NII書誌ID
- AN00387586
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles