天然精油に含まれるゴキブリ忌避物質と関連化合物の忌避性(化学物質)
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- 大澤,貴寿
- 東京農業大学総合研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Cockroach (Blattela germanica L.) Repellents in Essential Oils and Repellency of Their Related Compounds(Chemical)
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説明
都市衛生害虫として衛生面から問題となっているチャバネゴキブリの防除は大きな課題である。その駆除には有機合成薬剤の噴霧やトラップによる方法に頼っており,より安全に効果的に防除するのは難しい現状にある。これに対し,生活環境内に積極的にゴキブリを寄せつけない物質,すなわち忌避物質を用いて駆除する研究も行われてきている。ゴキブリの忌避物質として,Deet (N, N-diethyl-m-toluamide)など多くの合成薬剤が報告されているが,実用性及び安全性の面から問題もある。稲塚はハッカやスペアミントの精油に含まれるテルペン化合物に臭覚的忌避効果のあることを報告している。著者らはインドネシア産の数種植物の精油に忌避活性を見いだし,それらに含まれる忌避成分の精製と単離を試みた。さらにそれらの関連化合物の忌避性についても検定した。
収録刊行物
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- 家屋害虫
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家屋害虫 13 (1), 1-5, 1991-07-20
家屋害虫研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1540572720311359232
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- NII論文ID
- 110007723767
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- NII書誌ID
- AN10366877
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles