宮城県における神経芽腫18か月児マススクリーニングの有効性と問題点ついての検討

書誌事項

タイトル別名
  • Report of the pilot study of neuroblastoma mass screening for 18 month olds (second screening) in Miyagi Prefecture

この論文をさがす

説明

【目的】宮城県において施行された18か月児神経芽腫マススクリーニング(二次マス)について,その有効性と問題点について分析考察した.【方法】二次マスが施行された1992年5月から2002年3月の期間に18か月に達した宮城県在住の121,853人を研究対象とし,同年代で同時期に仙台市に在住した101,511人を対照群とした.【結果】宮城県コホート群からは二次マスにて7例の神経芽腫症例が発見され,うち6例がBrodeur type 1であった.二次マス陰性後発症は4例であった.全例進行例・治療抵抗性であり,3例が死亡し,1例が担癌生存中である.【結論】二次マスにおいてもBrodeur type 1の発見率が高く,マス陰性後発症・予後不良症例が発生することが確認された.

収録刊行物

参考文献 (14)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ