体重減少を主訴に鞍上部胚細胞腫が発見されたダウン症の1例

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  • Suprasellar germ cell tumor presenting as weight loss in a 15-year-old girl with Down syndrome

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患者は15歳ダウン症の女性.5年前から身長と体重の増加不良を認めていた.1年前に甲状腺機能低下症と診断され,レボチロキシン治療を開始した,甲状腺ホルモンは改善したが,入院前8か月間で6kgの体重減少を認めた.MRIで鞍上部腫瘤を認め,神経内視鏡下生検術によりジャーミノーマと診断し,化学療法と放射線療法を行った.ダウン症に脳腫瘍合併は稀だが,神経症状や急激な成長障害を認める時は,脳腫瘍を疑う必要がある.

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