尿素および Tryptophan の葉面散布処理がトウモロコシの節数変異におよぼす影響

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説明

自然の長日環境下で栽培されたトウモロコシに尿素およびTryptophanを葉面散布処理し、雄穂分化の遅延による節数の増加におよぼす影響について調査した。1. 尿素葉面散布の影響は変異の幅を増大する結果となり、栄養生長から生殖生長への順調な転換を阻げたものと考えられた。2. Tryptophanの葉面散布処理では雄穂の分化が抑制され、節数が増加する結果を示し、体内のオーキシンレベルが高まつたためと考えられた。3. 出葉数の変異の幅は生育の進むに従つて大となり、節数の多い個体は少い個体に比し、出葉速度が速いので、節数増加による生育期間の延長は比較的少ないものと考えられた。

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