抗AQP4抗体陰性視神経脊髄炎に対するアフェレシス療法の効果
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- 瀬島,啓史
- 東京医科歯科大学医学部附属病院MEセンター
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- 大久保,淳
- 東京医科歯科大学医学部附属病院MEセンター
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- 板垣,紋子
- 東京医科歯科大学医学部附属病院MEセンター
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- 前田,卓馬
- 東京医科歯科大学医学部附属病院MEセンター
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- 荒井,慎吾
- 東京医科歯科大学医学部附属病院MEセンター
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- 宮本,聡子
- 東京医科歯科大学医学部附属病院MEセンター
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- 倉島,直樹
- 東京医科歯科大学医学部附属病院MEセンター
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- 飯盛,聡一郎
- 東京医科歯科大学医学部附属病院腎臓内科
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- 内藤,省太郎
- 東京医科歯科大学医学部附属病院腎臓内科
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- 岡戸,丈和
- 東京医科歯科大学医学部附属病院腎臓内科
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- 頼,建光
- 東京医科歯科大学医学部附属病院腎臓内科
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Various Plasmapheresis Therapies for Seronegative Neuromyelitis Optica
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説明
抗体陰性視神経脊髄炎の患者に対して施行した単純血漿交換(PE),選択的血漿交換(SePE),免疫吸着(IAPP)について,治療前後の免疫グロブリンG(IgG),フィブリノーゲン(Fbg),握力,徒手筋力テスト(MMT)の動態を後ろ向きに検討した.IgG除去率とFbg低下率は各々,PEで平均67.1%・平均68.8%,SePEで平均58.1%・平均24.3%,IAPPで38.2%・51.7%であった.PEとSePEでは両握力および全部位のMMTが治療後に改善したが,IAPPでは一部のMMTが増悪した.また複数回のPE施行後に認められた止血不良は,PEとSePEを組み合わせることにより消失した.本症例では,症状の改善にIgGの除去が関与しIAPPよりPEの方が有効であったと考えられた.また凝固因子の保持も考慮したPEとSePEの併用療法といったモダリティの選択も重要であると考えられた.
収録刊行物
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- 日本アフェレシス学会雑誌
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日本アフェレシス学会雑誌 34 (3), 208-213, 2015-10-31
日本アフェレシス学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1540854195295228544
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- NII論文ID
- 110010010244
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- NII書誌ID
- AA11604174
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles