I-2 温熱環境のステップ変化が人体の生理的心理的反応に与える影響に関する基礎的研究一青年女子と更年期女子との差異についての考察(セッションI 環境評価2)

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  • I-2 A study on the Psychological and Physiological Reaction under the Thermal Environment with Step Change-Analysis on the effect of climacteric age by comparative experiment

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本研究では顕著な温度差のある温熱環境を移動することによる人体の心理的および生理的影響を明らかにし、環境退避行動を喚起すると考えられる温度変化量を探ることを目的とした。加えて、更年期女性と青年女子との心理的及び生理的反応の差異について、考察することを目的とした。実験では、屋外を想定した環境から設定された4条件の室内へのステッフ変化を行い、繰り返し曝露による生理量心理量の変化も測定した。結果として温度差15℃前後で、温冷感に変化が見られた。温度変化量が15℃を超えると急激な寒さを感じた後も寒さの感覚は低下し続ける。一方、変化量が15℃以内の場合寒さの感覚は環境温度に応じた温度感覚に収束する傾向が見られた。また、青年女子は更年期女性よりも寒さを感じやすく、更年期女1生は寒暑の感覚に遅れが見られた。

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