P-38 日傘の人体投射面積遮蔽率の実測(ポスターセッションII)

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  • P-38 Measurement of Solar Shading Ratio of Human Projected Area with a Parasol

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本研究は、日傘による人体投射面積に対する直達日射の遮蔽率を明らかにすることを目的とする。測定は2012年の夏期に5階建物の屋上で実施した。被験者は青年女子2名とした。測定時の着衣は各被験者の日常着とした。晴天時において日傘を持たない立位姿勢および日傘を差した状態で水平面に形成される日影をデジタルカメラで撮影した。太陽に正対する方向を方位角0°とし、30°毎に被験者を回転させ撮影した。撮影した写像を画像処理ソフトによりゆがみを補正し、実面積を求めた。 日傘によって遮蔽される人体投射面積の人体全身の投射面積に対する比を日傘による人体投射面積遮蔽率と定義した。測定の結果、人体全身の投射面積率は先行研究と一致することが確認された。 日傘による人体投射面積遮蔽率は太陽高度が高くなるにしたがって大きくなることが示された。また、同じ太陽高度でも、太陽に対する方位角や日傘の持ち方によって、日傘による人体投射面積遮蔽率は異なることが示された。

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