P-25 喫煙室の空気環境調査 : 第2報 喫煙終了後のにおい質の変化(ポスターセッションI)

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  • P-25 Field survey of air quality environment in smoking rooms : Part.2 The change of the indoor odor quality after the smoking

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抄録

分煙機と換気扇が設置された喫煙室において空気環境調査を実施し、一酸化炭素濃度、二酸化炭素濃度、粉じん濃度、ガスセンサー値、におい感覚評価値の変動を測定した。その結果、喫煙のない状態の時に、空気汚染物質濃度は低下するが、におい評価指標である臭気強度、快・不快度、臭気濃度などは低下が顕著に認められなかった。これには喫煙室内へのにおいの付着再放出の影響が考えられる。においも空気環境の快適性を左右する1要素であることから、たばこ臭の染付きのある空間において空気質を評価する場合には、従来のたばこ臭の代替指標である一酸化炭素濃度、粉じん濃度などではなく、におい感覚と対応のある評価指標を用いる必要がある。その指標について本調査結果を基に検討した結果、非喫煙時の喫煙室のにおい感覚とノルマルバレルアルデヒド濃度との相関が認められた。

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