東京山手台地におけるがけ・擁壁崩壊危険度の実態調査
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説明
東京山手台地17特別区内のがけ・擁壁の崩壊危険度についての実態調査を行なった結果を報告したもので, 崩壊危険度は調査員の現場での判定による第1次判定と判別解析による第2次判定とによって判定している。判別解析の結果によると, 調査総件数22,612件のがけ・擁壁のうち2,519件(11.9%)が危険度大とみなされ, 判別解析の結果は物理的根拠に乏しい欠点はあるがこの調査方法により危険ながけ・擁壁の分布をは握することができたと報告している。また, がけ・擁壁の崩壊危険度調査における今後の問題としてつぎのように述べている。1)この調査では崩壊発生の直接の誘因となる降雨や地震動との関係の分析が十分でなく, 雨量など外力の強さとの関係を検討する必要がある。2)判別解析に使用した各因子の判別効率や判別値のもつ物理的意味が明確でなく, 経験則や物理的モデルによる検討が必要である。3)災害の予測は, 破壊力となる異常現象, これを受けるがけ・擁壁の反応およびこれによって生じる人的, 物的被害の三項目について一貫した予測が必要であり, この意味から被害の量的予測が必要である。
収録刊行物
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- 土質工学会論文報告集
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土質工学会論文報告集 14 (1), ii-, 1974-03-15
土質工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1541135670257876224
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- NII論文ID
- 110003913276
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- NII書誌ID
- AN00173174
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles