要約・再生法によるフォーカス・オン・フォーム
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- 村野井,仁
- 東北学院大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Focus on Form through Summarizing and Oral Reproduction
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説明
意味伝達を中心とした外国語教授の中で、必要に応じて学習者の注意を言語形式に向けさせることの重要性が最近の教室内第2言語習得研究によって明らかにされている。言語使用の中で言語形式の意味および機能を学習者に適切に捉えさせようとするこのような指導はfocus on formと呼ばれ、言語形式を言語使用から切り離した形で教える形式中心の指導(focus on forms)と区別される。これまでにさまざまなfocus on formの手法が提案され、実証的研究の中でその効果が報告されている(Doughty & Williams, 1998)。特に、相互交流活動の中で教師がフィードバックの与え方を操作することによって言語形式に学習者の注意を向けさせる指導方法(Doughty & Varela, 1998; Mackey, 1999など)や、学習者に第2言語でアウトプットさせることによって、言語形式の意識化を促すものなどが有効であると報告されている(Swain, 1998など)。
収録刊行物
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- JACET全国大会要綱
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JACET全国大会要綱 39 39-40, 2000-11-01
大学英語教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1541135670263824512
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- NII論文ID
- 110003729097
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- NII書誌ID
- AA11483568
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles