水稲晩植栽培における乳苗の出葉と分げつの特徴

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  • The Character of Leaf Emergence and Tillering of 1-2 Leaf Age Rice Seedling in Late Planting Culture

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稲作の低コスト化のため,稚苗よりも大幅に育苗期間を短縮し,さらに播種密度も高めて10aあたり苗箱数を減らすという栽培法については,育苗労力の節約,育苗スペースの削減などの効果を期待して各地で関心がもたれるようになっている。この苗の名称については,これまで各地各様であったが,農水省では本葉1.0~2.0葉の苗については「乳苗」(にゅうびょう)に統一された。筆者らは,暖地の高度水田利用体系における水稲の低コスト栽培法の一つとして,乳苗移植の適用性を検討しているが,本稿では,これまでに得られた成果のうち,とくに,乳苗の出葉と分げつの特徴を中心に述べ,この栽培法の晩植栽培への適用性についても考察する。

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