秋田県におけるアフェレシス療法の現況

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  • Current Status of Apheresis Therapies in Akita Prefecture

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抄録

秋田県内のアフェレシス療法の現状を把握するためにアフェレシスの実施状況を毎年調査してきた.今回,5年間の調査結果について報告する.秋田県内基幹病院の20施設を対象とした.症例数は2008年が373症例,2009年が444症例,2010年が447症例,2011年が448症例,2012年が456症例と,毎年400症例以上に対してアフェレシス療法が施行されていた.総施行件数は2008年が2,131件,2009年が2,039件,2010年が1,923件,2011年が2,318件,2012年が2,341件で,毎年2,000件前後のアフェレシス療法が行われていた.その内訳は持続的血液浄化療法が60%前後を占め,その他,エンドトキシン吸着,白血球除去療法,腹水濾過濃縮再静注法が比較的多く施行されていた.対象疾患は急性腎不全や敗血症が多かった.アフェレシス療法は様々な疾患に対して幅広く施行されていた.アフェレシス治療の向上のためには,引き続き予後を含めて現況を把握してく必要があろう.

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