結節性硬化症に合併し急速増大した新生児巨大「腎腫瘍」の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Rapidly growing neonatal giant "renal tumor" associated with tuberous sclerosis

この論文をさがす

抄録

胎児期に多発心臓腫瘤,腹部腫瘤により結節性硬化症と診断された女児が出生後,三尖弁部腫瘤による心不全と左腎腫瘤の急速な増大によりPGE1投与を含む呼吸循環管理を要した症例を経験した.腫瘤は当初腎芽腫症と考えられて生検の必要性が検討され,急速増大したため腎摘を考慮したが,PGE1を中止した頃より縮小し,生検にてglomerulocystic kidney diseaseと判明した.新生児期発症,腫瘤の縮小ともきわめて異例であるので報告する.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (11)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ