P-55 冬期における温熱的快適性に関する研究 : その1:男女差・午前午後による生理心理反応について(ポスターセッションII)

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  • P-55 A Study on Thermal Comfort in Winter : Part1: Physical and Psychological Responses in terms of Sex Differences and Daily Fluctuation

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冬期の屋内環境を想定し、室温16℃、19℃、22℃、25℃の4段階の環境下に被験者を暴露した。16℃と25℃の環境下においては着衣2条件(16℃: 0.92cloと1.41clo、25℃: 0.92cloと0.54clo)、作業状態2条件(椅座安静、エルゴメータによる1.5mets相当の運動)を設定し、被験者の皮膚温、直腸温等の生理反応、温冷感、快適感等の心理反応を計測して温熱的快適性について検討した。被験者は青年男女各8名を採用した。平均皮膚温は男女とも午後の方が高く、男女で比べると男性の方が高かった。SET*と温冷感の関係では、低温条件における女性の厚着時を除いては、ほぼ一直線上に並び、温冷感はSET*に応じて変化していた。この時の女性の温冷感は、SET*に対して、より寒い側の申告になる傾向にあり、今回の厚着条件が上半身のみの着衣量増加であったため、女性の足部皮膚温の低さが影響したと考えられる。

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