場所打ちコンクリート杭のスライム測定技術と施工管理例
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スライムの処理あるいはスライムの杭の信頼性に及ぼす影響を定量的に把握するためには, スライム自体の性質をつかむ必要があるという観点に立ち, その性状を室内試験によって調べることを試み, 更に, スライム堆積量の測定法を開発し, これを用いた現場計測によるスライムの定量的な管理を試みた結果を報告したものである。まず, スライムの沈降実験および圧縮特性を調べる実験を行い, その結果, 場所打ちコンクリート杭のスライムはヘドロ状スライムと砂質状スライムの2層に分離して堆積し, 砂質スライムの圧縮特性は, 地盤条件だけでなく, 使用する安定液の粘性にも影響されることなどを明らかにしている。スライム堆積量の測定法に関しては, メジャー付重錘を用いて行われている方法の欠点を指摘し, 物質によって電気電導度が異なることを利用した新しい測定法を開発している。そして, これを用いた施工管理の実例を示し, 安定液の粘性管理の重要性, 新しいスライム堆積量の測定法の有用性などについて説明している。
Journal
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- 土質工学会論文報告集
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土質工学会論文報告集 24 (2), viii-, 1984-06-15
土質工学会
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1541980095188331392
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- NII Article ID
- 110003959465
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- NII Book ID
- AN00173174
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- NDL Digital Collections (NII-ELS)
- CiNii Articles