正規圧密粘土層内部の深基礎の沈下

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タイトル別名
  • Settlement of Buried Loaded Areas in Normally Consolidated Clay

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説明

半無限弾性地盤(正規粘土地盤に対応)で根入れがhであるような方形, 長方形, 帯基礎の沈下を解析し無限元図表を与えた。荷重は均一とし, 応力分布はブーシネスク, ミンドリンの両方法について計算した。ただし沈下増分はΔρ=C log(p_z+σ_z)d_z/p_zで求める(ρ=沈下, p_z=上残圧, σ_z=分布応力)。また平均沈下はρ_m=(2ρ中心+ρ隅)/3(長方形), ρ_m=(ρ中心+ρ隅)/2として求め, この沈下は剛性基礎と大差がないと述べている。根入れ深さ, 長方形の幅, 長さのいろいろの組み合わせに対し平均沈下の図から, 1)ブーシネスク応力による沈下はミンドリン沈下に比べ大きく, 根入れが大きくなるにつれ差が広がる, 2)周面摩擦(正)のある場合の深基礎ではミンドリン沈下の方が合理的である。3)方形基礎(a×a)ではz=4aまでの沈下が全沈下の95%に, また長方形基礎(a×2a)ではz=6aまでで95%の沈下が生じ, ここで述べた方法は層状地盤に対しても有効であることを示している。

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