クイの水平耐力と地盤の変形 : N値とK値の関連について
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説明
杭の水平耐力をチャンの式で扱う手段として, 地盤の非線形性, 杭幅の影響, 杭の剛度, 杭種などを考慮し現場載荷試験データを整理した。次に, 整理したデータをもとに, 統計手法を用い要因分析を行い, チャン式に適用できる横方向地盤反力係数K値(見かけ上のK値)が, 杭頭変位の-1/2乗, 杭幅の-3/4乗に比例する要素が大きいことを把握した。これら要因分析の結果から, K値と相関の高い要因を量的要因と質的要因にわけ, 量的要因としては, 杭頭変位量, 杭幅, N値を選び, 質的要因としては地盤種別, 砂礫, 砂, ローム, 粘土, シルト, 及び砂と粘土の互層の6層, 杭種, 鋼管杭, PC杭, 場所打ち杭の3種を選び, 数量化理論第1類式から, 杭種別にK値の推定式を提案した。また, 推定式から得られるK値を用いて杭頭荷重変位曲線を算出し, 載荷試験結果と比較した。
収録刊行物
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- 土質工学会論文報告集
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土質工学会論文報告集 18 (4), xii-, 1978-12-15
土質工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1542261570164883968
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- NII論文ID
- 110003914448
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- NII書誌ID
- AN00173174
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles