船級協会 : その役割と責任

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説明

本会の船級船であった貨物船Nicholas Hは、1986年にプエトリコのサンフアン沖でその積荷と共に沈没した。荷主の代理人は、本船の沈没は本会検査員の過失により惹き起こされたものであるとして、本会その他を被告として提訴した。本件は二審の後、上訴されて最高裁判所(House of Lords)で審理されたが、その法廷に、本会の正当性を主張する著者の供述書が提出された。最終的に、最高裁判所は本会の勝訴を決定した。著者は本件に関与した者として、船級協会の役割と責任の問題について考える機会があったので、その考えに基づく首題に関する著者の見解を述べている。

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