CCDセンサー方式のデジタル頭部X線規格写真における画像特性の検証

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  • Assessment of image characteristics of CCD-based digital cephalometric radiography

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頭部X線規格写真(セファロ)は, 歯科矯正学分野において, その診断や治療計画, 治療後の評価などに必要不可欠なものとなっている.近年, 歯科医療にデジタル化が普及しはじめ, デジタルセファロ撮影においては, 主としてIP(イメージングプレート)方式とCCD(Charge Coupled Device)センサー方式とが利用可能となっている.今回の研究では, ベラビューエポックスとプロマックスの2機種をCCDセンサー方式のデジタルセファロ撮影装置として用い, セファロ画像のアーチファクトや寸法精度, 計測の信頼性について検討した.セファロ撮影の被写体には水ファントム, 三次元セファロファントム, 頭蓋骨埋入頭部ファントムを使用した.結果として, セファロ計測点の範囲内に臨床上問題となるアーチファクトはみられなかった.寸法精度については, ベラビューエポックスでの平均の拡大率は1.10であり, プロマックスでは1.11であった.セファロ計測の信頼性については, 十分に臨床使用が可能であることが確認された.

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