2か月にわたる弛張熱と骨融解所見が先行したAnaplastic Large Cell Lymphoma(ALCL)の1例

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タイトル別名
  • Anaplastic Large Cell Lymphoma with Spike Fever and Osetolytic Lesion

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説明

2か月間弛張熱が持続し,骨融解所見が先行したALCLの1例を経験した.腰椎に骨融解像を認め生検を行ったが,当初は骨髄炎と診断されていた.血液検査で炎症反応の悪化を認めたため,再び画像検査を行なったところ,右腸骨に骨融解像と腸間膜リンパ節腫脹を認めた.腸間膜リンパ節生検を施行し,免疫染色でALK陽性を認めたため,ALCLと診断した.治療開始後,症状は軽快した.入院時のIL-6が高値であった.サイトカインによって,リンパ腫の進展前に弛張熱や骨病変が先行したものと考えられた.

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参考文献 (13)*注記

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