骨盤内腫瘍に対するより良い放射線治療を目指して : ティッシューエクスパンダーによる腹腔内臓器排除法

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  • Excluding the small bowels by a tissue expander to avoid late effect of radiotherapy in pediatric pelvic malignant tumors

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小児骨盤内腫瘍の放射線治療では,骨盤・股関節など骨軟部の発育障害以外に小腸・直腸などの消化管および膀胱への臓器障害を少なくすることが望ましい.腫瘍摘出後ティッシューエクスパンダーを挿入して照射野への消化管の落ち込みを防止し,膀胱・直腸など形の変わる臓器を固定することで後障害を減らす試みを骨盤部原発横紋筋肉腫3例に施行した.2例は再発症例への再照射で,2例には陽子線照射を用い,3例全例で腫瘍再発を見ていない.

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