A-4 リノベーションされた集合住宅インテリア空間の前後変化(セッションA)

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  • A-4 Changes Before and After Renovation of Interior Spaces in Flats

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抄録

本研究は、集合住宅インテリアのリノベーションにおける空間構成要素の違いにより生まれる空間的変化と、それに対して使い手が受ける印象の一端を明らかにすることを目的としている。事例は名古屋でインテリアデザインと施行を業務とするA社の2011年と2012年の2年間に行われた全ての中古マンションの事例全25件を対象とした。これらを27項目の空間構成要素に分類し、すべてのデータが得られた全11件の事例のリノベーション前後空間を調査対象とした。調査対象空間の写真を被験者に提示し、SD法による評価実験を行った。その結果、リノベーション前の空間には人工的な材料や仕上げ、閉鎖的な要素が多く良い評価は得られず、後の空間には自然的な材料や仕上げ、開放的な要素が多く良い評価が得られた。これによりそれぞれの構成要素が空間の評価に影響していることが示された。

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