「深礎ぐいの設計施工要領」について : 北海道開発局
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説明
日本道路協会の「道路橋下部構造設計指針」に基づいて, それまでの設計施工実績を加味しながら, 北海道開発局において取りまとめた深礎杭設計施工要領の主な内容等について紹介したものである。要領は総則, 計画および調査, 設計, 施工の4項目から成り, まず総則では要領の適用範囲および深礎杭の定義を定めている。次に, 計画の際には安全性, 経済性について他工法との十分な比較検討を要するとし, 深礎杭基礎の設計・施工の面からみた特徴を表にまとめ, 調査においては, 安全性あるいは施工性を適確に判断しうる資料の確保が必要であるとしている。設計の項目については, 取りまとめの際に留意した設計上考慮すべき点を挙げ, 要領に基づく試算例などを紹介し, 設計地盤定数を過大評価しないよう十分留意すべきであると述べている。施工に関しては, 作業の主力が人力であるという問題点を考慮し, 施工法の具体的な解説と安全に重点をおいた施工設備を示すなど, 安全性の向上を要件として取りまとめたと述べている。
収録刊行物
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- 土質工学会論文報告集
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土質工学会論文報告集 24 (2), i-, 1984-06-15
土質工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1542543045141748992
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- NII論文ID
- 110003959437
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- NII書誌ID
- AN00173174
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles