国立病院の財務管理問題

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  • The Issue of Financial Management on National Hospital in Japan

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抄録

国の財政が悪化し同時に高齢化が急激に進み,医療費を抑制せざるを得ない状況になり,医療の効率化が話題になっている。このような中,国立病院の独立行政法人化が行われ設立されたのが国立病院機構である。機構の病院ではそれぞれの病院の経営陣が文字通り経営責任を負って経営を行うようになって,平成16年より今年度(来年3月期)で丸10年になる。本研究では医療機関の現状と問題点を特に公的病院の赤字体質について指摘し,次章で大まかな独法化後の国立病院の財務状態について述べる。次に独法後の国立病院において利益管理が行われているという研究を紹することで,赤字体質の病院が独法化後にどのような経営管理を行ってきたのかを明らかにする。このことが今後続いて独法化される公的病院への示唆になれば幸いである。

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