水中発破による吊橋基礎の掘削
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説明
南北備讃瀬戸大橋の下部工施工に用いられる設置ケーソン工法に付随して, 海底岩盤掘削の際に実施されている大規模水中発破工法を中心に工事の概要を述べたものである。まず, 工事の現況, 安全対策等について述べ, 特筆すべきものとして, 本格的な環境アセスメントを実施した環境保全対策をあげている。次に, 水中発破採用の経緯を説明し, 火薬類および火工品, 発破工法の選定理由について述べ, 掘削量が最大となる橋脚番号7Aの水中発破工法について詳述している。7Aに関しては, まず発破工法として採用したオーバーバーデン発破工法について, 1自由面発破工法との比較をしている。次に, 海上作業足場として用いた大型SED「たまの」および水中発破用穿孔機として使用したウエルマン穿孔機の選定理由について記述している。また, 穿孔, 装薬および起爆作業について述べ, 発破振動についての計測項目を挙げ, 7Aの場合の分析結果を示している。
収録刊行物
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- 土質工学会論文報告集
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土質工学会論文報告集 24 (2), ii-, 1984-06-15
土質工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1542824520118460288
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- NII論文ID
- 110003959440
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- NII書誌ID
- AN00173174
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles